日本味噌文化を支える日出味噌醸造元
共有
日本味噌文化を支える日出味噌醸造元の歴史
~創業の始まり~
日出味噌醸造元は、大正8年(1919年)8月8日に河村五郎によって創立されました。
創業地となった東京市芝区日ノ出町(現東京都港区海岸2丁目)は、日ノ出橋のたもとにあり、すぐ近くには味噌原料である大豆や米の集まる港があり、味噌屋を始めるにはうってつけの場所だったそうです。日出味噌醸造元
~奇跡に守られた創業ストーリー~
大正12年9月1日の関東大震災では、東京で営業していた味噌醸造所の70%が倒壊・焼失する中で、周囲の建物が徐々に炎に包まれて、ようやく火の手が手に入るようになりました。
日出味噌は奇跡的にも災害を免れたのです。
この出来事は「自然と人とのつながり」の象徴として、今も語り継がれています。日出味噌醸造元
~名物「みそピー」などのロングセラー商品~
日出味噌を代表する「金紋」みそピーは、江戸甘味噌を使ったピーナッツ味噌。
ごはんのおともやお茶うけ、おやつ感覚など、多様なシーンで使えるようになって、1961年の発売以来60年を超えるロングセラー商品として多くの方々に愛されています。
~上野原市との深いつながり~
平成12年(2000年)にHACCP対応型の新工場を私たちの街上野原市に建設・移転したことから始まったそうです。
東京・芝浦で大正8年に創業した老舗企業が、数ある候補地の中からなぜ上野原市を選んだのか
—それは、私たちが日々当たり前に感じている豊かな自然環境と良質な水資源、そして発酵食品製造に適した気候条件が決め手となったということでした。日出味噌醸造元
考えてみると、私たちが住む上野原市が、100年以上の歴史を持つ老舗企業に選ばれたということは、非常に誇らしいことだと思います。
しかし、正直なところ、意外にも私たち上野原市民にはまだあまり知られていない企業でもあります。
私は、もっと多くの市民の皆さんにこの素晴らしい企業のことを知っていただきたいと思っています。
地元で製造された商品が、全国の食卓にお届けされ、「上野原市」の名前とともに愛され続けていること。
これは私たちにとって誇らしいことではないでしょうか?
新商品入荷のご紹介
~新入荷商品のご紹介~
そんな日出味噌の伝統を受け継ぎ続ける人気のお味噌が入荷いたしました。

金紋雪日出
国産原料の大豆、米、塩を使った雪日出は、雑味の少ないすっきりとした仕上がりが特徴です。糀歩合10の配合により、進みな香りと旨味を守り、日出する味噌を代表する淡色(白)味噌として、創業当時より長年愛され続けています。
~料理での使い方~
洋食との相性も抜群で、ホワイトソースやチーズなど一緒に使うとコクが増し、素材の旨みを最大限にご相談いただけます。
塩分12%前後の設計により、様々な料理に応用しやすい一品です。

金紋まる豆味噌
大豆をじっくり熟成させた、豆の旨味が楽しめる赤味噌です。
糀歩き7、塩分12%前後で、のびのきく辛口味噌として仕上げられています。
~調理での使い方~
豆本来の濃厚な旨味が特徴で、特に煮料理や炒め物に使うと、深いコクを演出できます。

金紋 江戸甘味噌(漉き)
米麹をたっぷりと使った風味豊かな米味噌です。
1に対して米2の割合(普通の辛口味噌は1:0.8)という贅沢な配合で、塩分は少なく約6%に抑えられています。
東京ふるさと認証食品に認定されている、江戸の伝統を受け継がれている逸品です。
~特別な味わい~
光沢のある大豆で「とろり」とした独特の褐色が特徴です。
砂糖や甘味料は一切使用せず、米麹由来の自然な甘さを堪能できます。
~江戸の食文化との関わり~
どじょう汁、味噌田楽、牛鍋など、江戸時代から続く伝統料理に巧みに使われ続けた歴史があります。
現代では、和食だけでなく洋食の隠し味としても活用でき、料理に安全とコクを与えます。
最後に…
ギフト包装も承っております。
ご自宅用はもちろん、大切なご家族やご友人への贈り物としても、大変喜んでいただけると思います。
ぜひ、百年の歴史とともに受け継がれてきた味を、心を込めてお届けしてみませんか。
